マナーとは、社会生活を営む上で欠かすことのできない、相手を思いやる心のことです。身だしなみに始まり、敬語などの言葉遣いから、立ち居振る舞いに至るまで、場面に応じて使い分けていく必要があるのです。
これはエチケットや常識ともいわれるもので、こうしたほうがより美しい、より快適であるという感覚から生まれた生活習慣として、社会に古くから息づいているものです。
その中でも、とりわけビジネス現場において重視されるものを特別に一つのカテゴリーとして分類し、ビジネスマナーといいます。いくら仕事の処理能力が高くても、マナーがなっていなければ「あいつはダメなやつ」とマイナスの評価を受けてしまいます。
学生時代のように「個性的だ」とは評価してもらえません。知っていて当たり前、知らなければ「社会人失格」とレッテルを貼られてしまうのがビジネスマナーです。
こういうことを聞くと「なんだかたいへんそう」と尻込みしてしまうかもしれません。しかし、「ビジネス」と付いていても基本は同じです。あなたはひとりで仕事をしているのではありません。必ずそこには同僚があり、上司があり、関係取引先の方々がいます。
その相手を敬い、思いやる気持ちを表すコトバがビジネスマナーであり、それが同時に相手との関係を円滑にしてくれるのです。つまりビジネスマナーとは、あなたの服装や言葉遣い、あいさつなどが、周りの人を不愉快にさせていないかを気遣うことから始まるのです。
ですから、型だけを丸暗記して、心が伴っていないと融通がききません。例えば、接待で食事に行ったとき、どの席にお得意様を案内したらよいのかは
お店の形、座席の配置によって変わってくるでしょう。レストランの形は千差万別です。そんなときも、相手の立場に立って、どの席が一番心地よいかを考えてみると、答えはおのずと出てきます。マナーは形を覚えるものではなく、人を思いやる心から出てくるものです。
些細なことであなたの仕事の評価を下げてはいけません。小さな目配り気配り心配りで、あなたの仕事を成功へと導きましょう。